仏華

2009年8月13日

仏華はどうして上げるのですか。
A 仏華は、仏様の世界が花で飾られていることを示していると言われます。これは、真宗の『無量寿経』、『阿弥陀経』の世界とも一致します。

仏華はどの様に生けるのですか。
A 「生花」は、仏華から始まっていると言われます。花を捧げる心が、観賞用になったと言います。そういえば、親鸞聖人の御旧跡、六角堂は池坊の家元が住職を勤めています。
さて、花は仏様に向かって立てると言うのが、常識のように思われますが、それは間違えです。もし、私たちが仏様のところに立ったとしたら、「何よ!後ろを向けて」となるでしょう。しかし、仏様は、私たちに花の本当の美しさを、届けてくれるのです。ここに、仏様のご苦労が偲ばれます。
順慶寺の仏華を立てられている方が、「花は自分に向かって立てるんです。」と言ってみえました。人に見せようとする驕慢な心は、人にすぐ見抜かれてしまいます。当然、仏様は、悲しまれるでしょう。

どのような花を上げればよいのでしょうか。
A 出来れば、自分で育てたものがよいでしょう。自分で育てた花を切るとき、花の命のはかなさを思い、そして、その生涯を感じます。
ただし、香りのきつい花や刺のある花は避けて下さい。切られた花は、この世の限りある生涯を終わり、浄土の荘厳となるわけです。浄土は、芳しい香りに満ちていると言われていますので、ここに、きつい匂いの花や、刺のある花はそぐいません。
もちろん、迷っているのは、私たちの心に相違ないですが、私たちの心が荘厳されていることも忘れてはなりません。

仏華はいつ立てますか。
A 毎日花のことを心がけましょう。これで、毎日仏様の命を感じるわけです。

カテゴリー:真宗ものしり辞典 | 順慶寺@3:28 AM