お墓(1)

2009年8月13日

真宗では、お墓を立てないと聞きましたが。
A 実は、親鸞聖人の教えからするとその通りです。
親鸞聖人は、死んだ人を敬うという生き方ではなく、生きた人が、仏法に出会うことを最善にしておられました。
ですから、親鸞聖人の教えに忠実であれば、お墓はいらないことになります。

では、どうしてお墓を認めているのですか。
A それは、東本願寺を、真宗本廟と言っていることからも分かることです。
廟とは、紛れもないお墓のことです。本廟は、お墓の大本ということです。
親鸞聖人亡き後、どうしても、親鸞聖人におすがりしなければならないのが、私たちです。この本廟に親鸞聖人がおられることが、勇気になります。
これと同様、今まで、頼りにしていた人を亡くした時、墓に行って、故人を偲びます。
これには、何の制限もありません。

お墓を立てるのは、個人の裁量ですか。
A そのとおりです。
お墓を建てる際に、何も制限を加えないのが建前です。
一例では、寺族には、墓らしきものはありません。順慶寺寺族の場合も、遺骨は、墓に収まるのではなく、納骨堂に安置されます。
最近では、空中から遺骨を播いたり、海に播いたりしていますが、様々な納骨の仕方があって然りだと思います。

カテゴリー:真宗ものしり辞典 | 順慶寺@3:37 AM