お仏供(3)

2009年8月13日

仏供は下げたらどうしますか。
A お寺で頂く食事のことを、「お斎」と言うのを聞いたことがあると思います。
昔、修行僧が、昼に食事をとり、午後には食事をとらないのが一般的でした。この習慣を「お斎」と言いました。
現在、お寺での「お斎」は、お仏供を頂くことになっています(難しい場合もある)。皆さんの家でも、お仏供は、お斎として、昼に頂きましょう。

お仏供となまくさものを一緒に食べてもよいのでしょうか。
A これは、よく聞かれる質問です。
私の経験でも、同朋会館での食事に、なまくさものが入っていて、クレームが出たことがあります。
さて、結論から言いますと、なまくさものをその時だけ避けるのは不自然であるでしょう。
日常生活で、なまくさものを避けて通る人は希だと思います。親鸞聖人が、肉食妻帯をしたのも、現実とかけ離れている生活に、疑問を感じたからと言えるのかも知れません。

では、生き物を殺して、自らの生を保つことが良いことなのでしょうか。
A 良いとは言えないでしょう。
誰しも、生き物の生命が奪われるとき、こうして生きて行くしかない、自身の命の罪深さを思います。
ドイツの中には、自分の家で大切に飼っていた家畜を食べる地方があるそうです。この地方の人たちは、家畜の肉をどれも無駄にしないそうです。
私たち仏教徒においても、生き物のことを、私たちの命を育む諸仏と感じ、仏の命を頂くように、「いただきます」といいます。
近年、生き物の命とかけ離れた生活をしていますが、日常の生活にもこうした宗教観をもつ必要があるのではないでしょうか。

カテゴリー:真宗ものしり辞典 | 順慶寺@3:33 AM