念珠(1)
2009年8月13日
Q 珠数とはどんなものですか。
A 珠数は、仏、菩薩を礼拝するときに手に掛けるものです。
Q どうして珠数という名前になったのですか。
A これは、手に掛けて珠の数を数えたことから由来します。古いお経によると、百八つの珠を貫いて、それを数えよとあります。
また、珠数を誦数(ずず)と呼ぶ人もあると思います。これは、念仏などの声の回数を数えたところから来ているようです。今でも、浄土宗などでは、百万遍といって、珠数の数だけ念仏を唱えることをしています。
Q では珠数の珠の数はどれだけですか。
A 一番多くは、一千八十珠。中位で、百八。それ以降、五十四、四十二、二十七、二十一、十四の都合七種類あります。どれも百八に由来する数といわれます。
Q 珠数の珠はどんなものがいいのですか。
A これはお経の中に明記してあります。つまり、用材は、鉄赤銅、真珠、珊瑚、木げん樹(インドなどに多く生息する喬木の一種)から作ったもの、蓮から作ったもの、水晶、菩提樹から作ったものなどです。
珠数の珠は、宝石などで出来ているため、高価なものになってしまいます。そのため、よくまがい品が出回っていますが、出来ましたら、本物をお使い下さい。高価なものの方が大切にする意味もあります。
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念珠(2)
2009年8月13日
Q 珠数の使い方を教えて下さい。
A 珠数の使い方は、大体四通りあるとされます。
第一に、念仏の数を数えること。念仏の回数が増してくると、何回したか分からなくなるので、珠数で記すわけです。
第二に、珠数を磨りならすこと。これは、かつて、僧侶が儀式の合図として使った信号です。御利益がとやかくいわれますが、全く関係ありません。
第三に、珠数をつまぐり回すこと。これは、珠数を回しながらリズムを取るためだとされています。
第四に、ただかけること。これについては、次回説明します。
Q 四つの用法で、どれが正しいのですか。
A 昔は、第三の用法がよく用いられていました。本山の親鸞聖人のお木像(御真影)は、珠数をつまぐり回している姿になっています。
現在は、第四のただかける用法に統一されています。
Q 二連になっている珠数もただかけるだけでいいのでしょうか。
A 二連になっている珠数は、もとは、一連の珠数をふたつ持ったことから発しています。つまり、一連で、念仏申して、残る一連で、数を数えたとされます。その後、この二つを組み合わせて、長い一連を二重にして使うようになったということです。
真宗では、念仏を数えることはしませんから、二連のものを持っても、ただかけるだけでいいことになります。
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念珠(3)
2009年8月13日
Q 真宗で用いられる珠数の使い方は?
A 真宗では、念仏の数を数えることをしません。ですから、珠数は手にただかけて、口に念仏を称えます。
Q 念仏はどのようにしたらいいのでしょうか?
A 念仏は、「なむあみだぶつ」を繰り返して、二息ほど繰り返したら、頭をさげるようにしたらいいでしょう。その場合、微音にて発声するのが礼儀となっています。もし、導師の方がいるならば、その導師が頭をさげる以前に、頭をさげることは考え物です。導師の方が頭を下げたら、それに追随しましょう。
Q 手はどのように合わせるのですか?
A 手は、両手の十指を正しく合わせて、力を抜いた状態で、珠数をかけます。そして、鳩尾のあたりで制止させ、合掌をします。
Q 合掌はどうしてするのですか?
A 合掌をしている姿を見て、不快に感ずる人はないと思います。考えてみれば、手を後ろに回している姿は、人に非常な不信感を与えますが、合掌の姿は、人に安心感を与えます。インドでは、合掌をしながら、「ナマステ」と挨拶しますが、これも、他人に対する尊敬と帰順の気持ちの現れではないでしょうか。
ともかく、合掌は、仏に対する帰順のこころの現れです。
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